ドイツ系日本人。レベッカが10歳の時に、事件に巻き込まれ両親が他界。親戚中をたらい回しされる日々に、幼き日の彼女の心は摩耗していった。ある日、食べ物の配給を求めて立ち寄った協会で、大きな身体と優しい心を持った、佐藤次郎という名の神父とレベッカは出会う。幾度の心の交流を経て、佐藤神父は極貧の中にあったレベッカを養子し、満足な食事と教育を与えた。乾いたスポンジが水を吸うが如く、レベッカは生きるための術を学んでいき、やがて福祉の大学を卒業した。これ以上ない幸福に満ちた日常。それは突然終わりを告げる。いつも側で支えてくれていた佐藤神父が謎の変死を遂げたのだった。おお神よ。なぜこんな試練をお与えになるのですか。しかしレベッカは思い出す。佐藤神父が教えてくれた最も大切なこと。それは人を愛すること。神父が与えてくれた愛に報いるため、佐藤レベッカは博愛の魔法少女となり、可哀想な引きこもりニート達を救う旅に出るのだった。